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持続可能な環境と経済開発の両立を可能にするモデルを、人間の尊厳、人権、貧しい人々のエンパワーメント、真のグローバライゼーションを前提に発展途上国の立場から研究。
途上国の環境と開発
1956年 インド・ケララ州生まれ。経済学博士。1986年に来日し、上智大学で神学学位を取得。
1996年 グラスゴー大学(英・グラスゴー)にて経済学博士号取得。
持続可能な環境と経済開発の両立を可能にするモデルを、人間の尊厳、人権、貧しい人々のエンパワーメント、真のグローバライゼーションを前提に発展途上国の立場から研究。
20世紀、発展途上国の多くの地域で貧困は大幅に解消され、識字率も向上し開発が進んだ。しかし、開発が進む中で環境問題が次第に顕在化し、貧富の格差も拡大した。発展途上国では、貧困そのものが原因の環境問題をかかえ、さらに開発に起因する環境問題など、環境と開発の悪循環に陥っている。
1987年、ブルントラント委員会は「持続可能な開発」の定義を提示したが、これらグローバルなコンセプトと、地域の現状などとの関わりをふまえ、環境と開発の両立への新たな提案をしていく力をゼミを通して養うことを期待する。またそれだけでなく、そこから私たち自身の生き方を問い直す機会を提供していくことをねらいとする。
地球環境に関する国際会議ドキュメントや、国連が提唱する人間開発や国連ミレニアム開発目標など、グローバルコンセプトを背景に、開発途上国の環境と経済開発の問題にアプローチする。
プテンゼミ”では、それぞれが発展途上国や地域を選び、環境と経済開発の双方に関わる問題やテーマを自由に設定して、独自に研究を進めている。
持続可能な地球環境の実現をめざしたグローバルな枠組みを視野に入れ、発展途上国の現状を深く理解して、修士課程の院生も後期課程の院生も、各自の論文の中で環境と開発の両立への道を探求してもらいたい。
地球環境に関する国際会議ドキュメントを中心に、京都議定書などの国際的なルールや枠組みを、発展途上国の側から学び、理解を深めていくことができる。また、経済開発の視点から環境問題にアプローチすることによって、それまで見えてこなかった社会構造的な問題をクローズアップすることを学ぶ。
ゼミや講義は、毎回プレゼンテーションとディスカッションを取り入れ、多角的なアプローチを学び合えるような場となっている。